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地域包括ケア推進住民講演会

7月6日(土)地域包括ケア推進住民講演会にパネリストとして参加いたしました。

「もうすぐお盆、『人生会議』で話してみよう」

  元気な時から家族や主治医と話しておきたい、もしもの時のこと

との演題で、講演会+ディスカッションの2部構成で行われました。

 

「人生会議」って何? と思われる方も多いと思います。

実は人が最期(終末期)を迎えるにあたって、約70%の人が意思決定が出来ない状態となってしまいます。

(急な事故に遭う、認知症が進行し判断出来なくなる等のため)

その場合基本的には、家族や親戚等が今後の治療やケアについて代わりに決める事になるのですが、その選択が本当に本人の望んだ治療や療養なのか分からないと、決める側にとって大きな負担となってしまうことが少なくありません。

そのため事前に万が一の時を考慮し、受けたい治療やケアを身近な人達に話しておくことが大切になるのですが、それをACP(アドバンス ケア プランニング)といいます。昨年11月に日本ではよりなじみやすい言葉となるよう「人生会議」という愛称で呼ぶことに決定しました。

自分の終末期の事を考え、話し合うことはとても抵抗があることだと思います。しかし事前に「人生会議」を行うことは、自分の望んだ医療やケアを受け、満足のいく最期を迎える事が出来るようになる事につながります。

 

今回は関心が高かったのか、250名以上の方の参加がありました。門岡康弘先生、松本武敏先生の「人生会議」についての講演の後、座長を務められた森﨑哲朗先生と峯苫ゆき子先生と私を合わせた5名でディスカッションが行われました。事前に集められた質問と当日会場にいらっしゃった方からの質問について、それぞれ意見を出していくスタイルだったのですが、とても難題ぞろいで回答にはとても苦労しました。少しでも参考になったら良いのですが・・・  参加された方、如何だったでしょうか?